読んで実行すれば、磯の王者 イシダイを攻略!

その強烈な引きから磯の王者と呼ばれるイシダイ、

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磯釣り師を魅了するイシダイを釣るために必要なことをお教えします。
 

イシダイ(+イシガキダイ)とは

白地に黒い縞模様が特徴な、日本近海に分布する大型肉食魚です。同属にイシガキダイがいて、こちらは黒い斑紋が、石垣のような模様なのでイシガキダイと呼ばれています。タイと名前がついているイシダイとイシガキダイは同属ですが、めでたい席で出るような真鯛とは別の種類の魚です。

イシダイ【オス♂】は成長するにしたがって縞が消え体の色が灰色に変化し老成すると銀色の光を放つ体になり【銀ワサ】と呼ばれます。口の周りは真っ黒だったりするのでクチグロとも呼ばれます。

同じくイシガキダイ【オス♂】も老成すると斑紋が薄れて黒褐色の体になり身体全体が角ばった形に変化して口の周りが白くなります。イシダイのクチグロに対してイシガキダイは【クチジロ】と呼ばれます。

生息場所

沿岸部の岩礁帯に好んで棲息しています。

釣れ始める時期は【オス♂】の大型から上がり始めます。この時期を【ノッコミ】と言い適水温は16℃~20℃で春の3月あたりに、深場【水深100mほど】から浅場【水深5m~20m】へと餌を求め上がってきます。

深場から上がってきた魚🐟なので、魚体は焼けてなく【銀色】に輝いています。

中にはくすんで黒っぽくなった銀ワサが釣れることがありますがこの魚は、その磯の周りで生活していた【居着き】の魚🐟です、日焼けをしているのでこのような色になります。しかし銀ワサは数が少なく釣れた人はラッキーでしょう。⤴

水深5mで60cmを超える大型が釣れることもあります。それだけ浅場にエサを求めて上がってくるのです。

【ノッコミ初期】で深場から浅場へ上がってきた来たばかりの魚は、痩せていておなかがペッタンコの魚が釣れます。

【ノッコミ後期】になり捕食が進むと今度はメタボ💦の魚が釣れます。

主に沖磯で実績が高いので沖磯に上がれると確率がグン⤴と上がりますが、日曜祭日のこの時期は底物師がわんさか押し寄せますので、できれば平日をお勧めいたします。

6月ごろになると産卵のため【メス♀】が浅場に上がって来ます。今度はメス♀の【ノッコミ】が始まります。オス♂に比べて少し小型になりますが中には60㎝を超える大型も混じります。

秋になると地磯でも大型が上がります。日振島はどちらかと言うと秋磯になるでしょう。

仕掛け

主に市販で売られています。大体の物は揃うでしょう⤴しかし本格的に石鯛釣りを始めようと考えているあなた⤴

仕掛けは自分で作りましょう。

市販の物は、やはり他人が作った物です、もしもの時があったときに非常に悔やまれますが自分で作っていればこのような時も諦めがつくし次の仕掛け作りの勉強にもなります。仕掛けは自分で作りましょう。下記の仕掛けはあくまで一般的なものです。

イシダイ仕掛け

道糸【20号~24号】
瀬ズレワイヤー【38番~36番】【1,5m~2,0m】【直強力29.2kg~41.2kg】
ハリスワイヤー【38番~36番】【25㎝~30㎝】【直強力29.2kg~41.2kg】
針【14号~16号】
オモリ6角【10号~40号】
サルカン【強度50kg】
スクリュウサルカン【NTスイベル】コークNTパワー1/0【強度55kg】

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ハリスはナイロン、オモリはナス型や真空、三又サルカンなどいろいろな仕掛けがあります。狙うサイズに合わせ仕掛けを準備しましょう⤴

石鯛の一般的な道具で仕掛けを作った場合、ほぼ切れることはありません。ではなぜ狙うサイズによって仕掛けのサイズを変えるのか?釣る場所と狙う魚🐟サイズが問題です!

船の上から釣る釣りは魚とのやり取りだけで仕掛けに掛かるリスクは【0%】になりますが、磯の上はハエ根やシモリなど障害物が存在します。

【ワイヤーハリスや瀬ズレワイヤー】を使うのでハエ根やシモリ当たってもほぼ切れることはありませんが【ミチイト】に当たった場合切れる時があります。幻の80㎝オーバーが掛かったら24号では切れる恐れがあるでしょう。💦

そういったトラブルを回避するために太い仕掛けにします。しかし反面、根がかりした時が厄介です。底物師にとって根がかりとは一生お付き合いしなければいけません。多い時には仕掛けを5個~8個失う時もありますし太い仕掛けにするとラインブレーカーで力いっぱい引っ張っても切れないことがあります。この作業は結構ハードで体力を奪われます。根がかりの多いポイントでは捨て糸を長くとって体力温存の為にもオモリを犠牲にしていきましょう。

イシダイの特徴は固く頑丈な歯、小さな歯が何層にもなり石灰質で硬く鳥のようなクチバシ状の口になっています。

さらに、その硬い歯でサザエやトコブシといった硬い殻の貝類もかみ砕いて捕食するとされますが、貝類よりも海の藻に住み着くエビやカニ、ヤドカリをよく捕食しているようです。

そんなイシダイ釣りに使用する餌は、サザエやトコブシ、ウニ、カラスガイなど。私たちが食べても美味しい高級食材が並びます。

詳しいエサの解説はこちらの記事をご覧ください。

イシダイファイト

その強烈な引きから釣り人を魅了し人気を誇っているのが【磯の王者、幻の魚】とも呼ばれる石鯛【銀ワサ】石垣鯛【クチジロ】です。

同サイズであれば石鯛【銀ワサ】よりも石垣鯛【クチジロ】の方が体高がある分、引きが強いといわれています。

そのファイトは他の魚と違い、鯛系の特徴でもある首を振る動作や幾度の締め込みがあります海面へ上がってからも締め込む【抵抗】場合があるので、特に大型をかけているときは磯へ上げるまで気を抜かないようにしましょう。

思わぬ締め込みで【のされて】⤵ 転びケガをしたり、海に【ドボン】とダイビングしたり、道糸が瀬に当たりプッツリ切れたなどと経験している方はたくさんいらっしゃいます気を付けましょう💦

 

釣った後

磯の上に魚を上げた時に【絶対やってはいけないこと】

口の中に指を入れてはいけません。あの硬いサザエの殻を砕いたりカニやエビを捕食するほど頑丈で硬い歯を持っています。誤まって入れてしまったら折れてしまう恐れが十分あります。

魚を素手で触る時は小さい魚🐟であれば【目】を持ちましょう。ケガをするところがなく引っかかりもいいので素早く持つことが出来ます。

記念撮影をする時はエラの中に手を入れて持ちましょう。⤴ エラ周りも鋭利な部分です。手をケガしないように注意して持ちましょう。

あとはストリンガーに通し尻手につなぎ海に活かしましょう。⤴ 気を付けなければいけなのがサメがいる場合です。獲物を狙って磯際まで平然とやってきます。ウカウカしてるとサメに大事な魚🐟を食べられますので小型の場合は締めてクーラーへ入れておいてもいいでしょう。

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まとめ

ここまで読めばイシダイ釣りの準備が完了あとは、竿をもって磯に出ればイシダイアングラー!と、書いておいて、そう簡単に釣れるものでもないんですけどね(笑)釣れなくても、また行きたい、次は大物を釣り上げる!そんな気にさせる魅力があるイシダイ釣り。自然を相手に楽しむレジャー、ぜひ海に出かけてみませんか。

愛媛宇和島にはいい磯がありますよ、宇和島にも釣りに来てね。